本日は、キハ601の車体の、クリーム色の塗装を実施しました。
クリーム色は、塗装エリアが車体側面・妻面全体と広いため、長時間の作業となりました。
なんとか、日没直前に、車両全体のクリーム色塗装を完了することができました。
キハ601は、今週の平日の間は、クリーム一色の塗装のままとなる予定です。
今週末に朱色塗装のためのマスキング作業、及び、朱色塗装の実施を予定しています。
今回は、発足直後の初回塗装時から使用してきた、1馬力のオイルフリーコンプレッサが壊れたため、2馬力のオイルパスコンプレッサを新たに導入しました。
一定時間あたりの吐出空気量が倍以上に増えたため、圧力低下による中断の発生する機会が大幅に減少し、塗装作業はよりスムースに進む様になりました。
ただ、馬力の上がった分、消費電力が大きく、電源のエンジン発電機の定格容量ギリギリでの運用となってしまっており、電動工具との同時運転には、いささか不安が残ります。
皆様に、このクリスマスという時期に、題記のご報告をできる事を、保存会会員一同、大変幸福に思います。
旧鹿島鉄道で活躍していた鉾田市所有の保存車両『キハ601』と『KR-505』は、去る3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災・M9.0)と、その約1時間後に至近の鹿島灘で発生したM7.3の余震の直撃に曝されました。
展示施設である、鉾田市の温泉・レジャー施設、『ほっとパーク鉾田』の直近(約500m)にあり、比較的地盤が安定していると考えられる台地上にあるにも関わらず、『鉾田市当間』の観測点では本震による加速度が全国でも5番目となる値を記録し、その震度は関東地方での最大震度である、震度6強となりました。
更に本震の約1時間後に発生した、至近の鹿島灘を震源とするM7.3の余震においても、鉾田市当間は再び震度6強を記録しています。
つまり、大変不幸な事に、鉾田市は、僅か1時間強の間に、震度6強の巨大地震に、2度にわたって襲われるという、前代未聞の過酷な状況に曝されたのです。
『ほっとパーク鉾田』は、巴川の低湿地帯を埋め立てた立地であったため、本館を始めとして多数の施設が、地震による振動とそれに伴って発生した地盤の液状化により、多大な損害を被りました。
それは、保存車両も例外では無く、地盤の液状化により展示線の線路は大きく波打ち傾き、それはその上に載る車両も同様で、周囲のフェンスは多数の箇所で損傷し、見るも無残な姿となりました。
キハ601は、南側の車止め付近の地盤沈下により、脱線こそ免れたものの、約1.5mも線路上を滑って移動し車両の前後方向に傾斜し、床下機器の一部は車体中央部分で隆起した路盤上のレールに挟まれ損傷を受けました。
KR-505は、西側の路盤の沈下により、西側に傾斜した状態となり、やはり脱線こそ免れたものの、床下機器の一部はキハ601と同様に車体中央部分で隆起した路盤とレールに接触し、車両は横方向に傾いていました。
復旧作業の予算の算定、鉾田市としての震災復旧予算の作成、市議会の承認、工事の発注といった諸々の手続きが迅速になされた結果、展示線の路盤の復旧のため、去る12月10日に、キハ601とKR-505は、2台のクレーンにより展示線脇の平場に移動され、展示線の路盤及びレールの復旧作業の完了を待つ事となりました。
路盤及び線路の復旧作業は迅速に行なわれ、昨日、12月23日午前、2両の保存車両は修復された展示線のレールの上に無事戻されました。
展示線の周囲は、崩壊した公園の地盤の修復作業、破損した駐車場の舗装の修繕作業、傾いた街灯の修復作業等が行なわれており、ほっとパーク鉾田の公園内は、現在も引き続き立ち入り禁止となっております。
鉾田駅保存会は、展示線周囲の復旧作業が一段落するのを待って、車両の補修作業を再開する予定です。
保存車両の車内公開が早期に再開できるよう車両の補修・塗装作業を進めてまいります。
鹿島鉄道の廃線から5周年となる、来年、2012年3月31日(土)に向けて、会員一同一丸となり、車両公開準備を進めていきます。
思えば、鹿島鉄道の廃止が正式に決定したのは、5年前の今日、2006年12月24日クリスマスイブの日でした。
鉾田駅保存会の初期メンバー3名が、鉾田駅跡地の賃借と車両の買取による保存活動の継続を決断し、関東鉄道殿と交渉を開始したのは、4年前の2007年のやはり12月下旬でした。
ほっとパーク鉾田での車両の展示保存が決定し、鉾田駅跡地からほっとパーク鉾田へ車両の移送作業が行なわれたのは、2年前の今日、2009年12月24日のクリスマスイブの夜の事でした。
鉾田駅保存会にとって2011年12月23日は、3回目の船出の日となりました。
今まで、有形・無形問わず、ご協力をいただいた皆様、我々を応援していただいた皆様、激励していただいた皆様、本当にありがとうございました。
また、この場をお借りしまして、展示線の復旧にご尽力いただいた、鉾田市役所の関係各部署の皆様、『ほっとパーク鉾田』を管理しておられる鉾田市健康づくり財団の皆様、そして何よりも地元の鉾田市の皆様に、心からお礼を申し上げます。
担当者1名が作業を行いました。
KR-505は定例の機関の維持運転を実施しました。
キハ601車内は発動機のモータリング作業を実施しました。
また、周辺の花壇等の環境整備作業を実施しました。
ほっとパーク鉾田移転後第8回目となる、毎月第3日曜日(次回12月のみ第4日曜日(12/26)に開催予定)の定期車両公開を実施しました。
今回もたくさんの皆様にご来場いただきました。
ご来場ありがとうございました。
今回は、通常の車両公開として、、『ANAK』によるミニコンサート、キハ601およびKR-505の車内公開、および、キハ601車内での、鉄道模型運転展示・グッズ販売、KR-505車内での鉄道絵本閲覧コーナー・鉄道動画鑑賞コーナー・お子様向けプラレール遊びコーナー、手漕ぎトロッコ「てトロ」の運転等の催しを実施しました。
イベント開始前に、定例のKR-505の移動・キハ601との連結、2両での展示線内の短距離往復、キハ601の定置位置への再留置、キハ601とKR-505の解結、KR-505の定置位置への移動、という、一連の展示運転を実施しました。
次回の一般公開、は。定例の第三土曜日、11/19(日)の第3日曜日実施予定です。
鉾田市総合公園で開催された、「福祉まつり」に、「鉾田駅保存会」として出展し、日頃の活動等について、PR活動を行いました。
「福祉まつり」は、『福祉まつり実行委員会』と『鉾田市社会福祉協議会』が主催しているイベントで、『鉾田市』『鉾田市区長会』『鉾田市商工会』『鹿島市連合民生委員児童委員協議会』が後援しているイベントで、「住民参加による福祉コミュニティーの推進」が目的だそうです。
鉾田駅保存会としては、その趣旨を踏まえた上で、現在のボランティアによる車両保存活動をPRし、鉄路の記憶を後世に継承することと、子供さん達に鉄道への夢をはぐくんでいただくことを主眼として、以下の催しを行いました。
(1) 鹿島鉄道鉄道模型(ジオラマ)の展示走行
(2) 保存会活動内容のパネル展示
(3) 保存会特製鹿島鉄道グッズ販売
(4) 手漕ぎトロッコ『てトロ』体験運転
(5) 保存会活動記録(レジュメ)・パンフレット配布
公的行事に参加することで、これまで以上に活動内容の周知が図れ、収穫のある一日となりました。
担当者1名が作業を行いました。
KR-505は定例の機関の維持運転を実施しました。
キハ601車内は発動機のモータリング作業を実施しました。
また、周辺の花壇等の環境整備作業を実施しました。
ほっとパーク鉾田移転後第6回目となる、毎月第3日曜日(12月のみ第4日曜日(12/26)に開催予定)の定期車両公開を実施しました。
今回もたくさんの皆様にご来場いただきました。
ご来場ありがとうございました。
今回は、通常の車両公開として、キハ601およびKR-505の車内公開、および、キハ601車内での、鉄道模型運転展示・お子様向けプラレール遊びコーナー・グッズ販売、KR-505車内での鉄道絵本閲覧コーナー・鉄道動画鑑賞コーナー等の催しを実施しました。
イベント開始前に、定例のKR-505の移動・キハ601との連結、2両での展示線内の短距離往復、キハ601の定置位置への再留置、キハ601とKR-505の解結、KR-505の定置位置への移動、という、一連の展示運転を実施しました。
次回の一般公開、は。定例の第三土曜日、10/17(日)の第3日曜日実施予定です。
イベント詳細については、後ほどまとまり次第、ブログおよびホームページでお知らせいたします。
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